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2023.12.21

鮮魚情報

高級魚 クエ

クエは1キロ当たり1万円を超すこともある高級魚です。
一般的に、1尾4~5キロあり、体長が最大1メートルにもなる大型魚です。

 

クエは1年を通じて食べられていますが、旬が二回あります。
よく知られているのは、旬が10月下旬から2月です。
エサが少なくなる真冬に備えてたっぷりとエサを食べて脂が乗ってくるので、この頃が最も美味しくなります。
クエの産卵期は5月から8月。この時期を『裏旬』と呼びます。
夏のクエは産卵に伴い過剰な脂が落ちるので、しつこさがなくなり、冬の旬とは異なる美味しさがあるそうです。

今は各地でクエの養殖もさかんに行われていますが、クエは日本の南方の海にくらす、ハタ科の魚です。主に、暖海性の沿岸の岩礁に生息しており、房総半島から九州南岸までと九州西岸に多く見られますが、名産地は、九州の対馬や長崎、四国の高知、そして本州の和歌山などです。

クエといえば、クエ鍋を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか?
冬場、鍋物に入れると絶品で、白いスープとなり、脂が乗った上品な味わいの白身は、噛むとプリップリッと弾力があり、お魚というよりも、お肉のような触感があります。特に、皮やアラには、上質なゼラチン質が多く含まれています。

また、南方の海に行くと、クエの仲間であるハタ科の魚はたくさんいるので、『クエ鍋』といってもクエかどうか分からないことも多く、『クエのように大きくなるハタの仲間のお鍋』と思ったほうが間違いないようです。

これから鍋がお美味しい季節となりますので、ぜひ、コラーゲンたっぷりのクエ鍋をご賞味下さい。

 

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