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2025.03.03

鮮魚情報

イカの見分け方

イカは、日本の食文化において非常に重要な存在であり、種類によって味や食感が異なります。ここでは、代表的なイカの種類、見分け方、おすすめの食べ方、調理法について、高級食材から気軽に食べられるイカまで、順に詳しくご紹介します。

 

【アオリイカ】

アオリイカは、他のイカに比べて体が大きく、胴が丸みを帯びているのが特徴です。フィン(ヒレ)が胴体のほぼ全体に広がっているため、見分けやすいです。アオリイカは春から初夏にかけて捕れることが多く、その透明感のある美しい体表も特徴的です。

おすすめの食べ方は、やはり刺身や寿司です。アオリイカは肉厚で甘みが強く、生で食べることでその新鮮さと柔らかい食感を最大限に楽しめます。特に、新鮮なアオリイカの刺身は透き通った美しさとともに、歯ごたえのある食感が人気です。

 

【コウイカ】

コウイカは、他のイカとは異なり、体が平たく楕円形をしています。背中に硬い骨があるのが特徴で、体表は変色しやすく、カモフラージュのように模様が変わることがあります。この特徴的な外見から、見分けるのは比較的簡単です。

コウイカのおすすめの食べ方は、煮物や寿司ネタです。火を通すと身が柔らかくなり、独特の甘みが増します。特に、煮付けにすると、コウイカの旨味がしっかりと引き出されるため、家庭料理としても人気です。

 

【スルメイカ】

スルメイカは、日本で最もよく知られているイカの一種です。細長い体と、体の背中に細いフィンがあるのが特徴で、主に秋から冬にかけて日本近海で多く見られます。スルメイカの見分け方としては、体表が茶色、全体的にスリムで頭が大きく、フィンが体の一部だけについていることがポイントです。

おすすめの食べ方としては、刺身や焼き物、天ぷらなどが挙げられます。特にイカの姿焼きは香ばしさが引き立ち、醤油やみりんを使ったタレで風味を加えると絶品です。また、乾燥させたスルメは「するめいか」として酒のつまみやおやつとして親しまれています。

 

【ヤリイカ】

ヤリイカは、その名前の通り、細長く円筒形の体が特徴です。スルメイカよりもさらに細長く、フィンは体の端に小さくついています。主に冬に旬を迎えるイカで、刺身や煮物としてよく食べられます。

ヤリイカのおすすめの食べ方は、軽く火を通すか刺身が人気です。肉質は柔らかく、さっぱりとした味わいで、噛むたびにイカの旨味が広がります。また、煮物やしゃぶしゃぶにすると、柔らかい食感がさらに引き立ちます。

イカの種類を見分ける際のポイントは、体の形状、フィンの大きさや位置、そして釣れる季節です。細長い体を持つスルメイカやヤリイカ、丸みを帯びたアオリイカ、平たいコウイカなど、それぞれに特徴的な形があります。さらに、フィンの位置や広がり方も見分ける手助けとなります。

それぞれのイカには、それに合ったおすすめの食べ方があり、適切な調理法でその味わいを最大限に引き出すことができます。イカを選ぶ際は、種類を知り、その特徴に合わせた料理を楽しむことで、さらに豊かな食体験が得られるでしょう。

 

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