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2024.01.30

鮮魚情報

今が旬!冬のヒラメ

今回は皆さんもご存じのヒラメについてご紹介していきたいと思います。

日本のお寿司屋さんのメニューには必ずと言っていいほどあるヒラメですが、皆さんも1度は食べたことはあるのではないでしょうか?

 

私個人的にはヒラメは大好物でお寿司屋さんでは必ず注文します。

ヒラメは砂底の海底に生息し、早春から初夏にかけては浅場に、夏から冬は深場と季節ごとに場所を変えます。日中は海底の砂に潜って顔だけを出して体を海底と同じ色にさせてじっとしていて、餌を捕る場合に海の中層まで泳いで上がったりします。

1年を通して日本全国で獲れる魚ですが、最も漁獲量が多いのは北海道で、次いで青森県、宮城県となっています。12月頃の寒い時期に旬をむかえ、その時期のヒラメは“寒ビラメ”とも言われています。この時期のヒラメは産卵前に、イワシなどの餌をたくさん食べて栄養を蓄えるので、身が厚く脂がのったとても美味しいヒラメになり、脂の乗り具合は夏のヒラメの2倍近くにもなります。

 

ヒラメと姿が似ている魚に、カレイがありますが、色や形も似ているため一般の方には判断しづらいかもしれませんが、明確な見分け方は顔の向きにあります。

“左ヒラメ、右カレイ”という言葉もありますが、左を向いているのがヒラメ、右を向いているのがカレイというように顔の向きで判断できます。

 

ヒラメやカレイなど平らな魚は捌き方が異なります。

通常の3枚おろしにもできますが、一般的にはヒラメは5枚おろしにします。

平らな魚は包丁を切り進めるのが難しいので写真のように身を4枚、中骨1枚の5枚のプレートに分けながら捌きます。 

ヒラメの味の特徴としては、白身で淡泊な味わいながら、上品な甘みが特徴です。

また、ヒレを動かす部分の筋肉の“えんがわ”は他の魚にはない、絶妙な脂の乗ったうまさがあり絶品です。味もさることながら身は透き通るように美しく日本では古くから高級魚として知られています。

(写真:ヒラメの刺身)  (写真:ヒラメのムニエル)

(写真:ヒラメのえんがわ寿司)(写真:ヒラメのカルパッチョ)

 

ヒラメは海外でも料理人の方や一般の方にもよく知られています。

イタリアンやフレンチなどのレストランでは、カルパッチョやムニエルなどの調理方でも提供されており、数多くの方に愛されている魚といえるでしょう。

 

1年を通して獲れるヒラメですが、冬にしか食べることのできない最高の状態のヒラメを是非この時期にお召し上がりください。

 

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